2019年12月11日(水) 18:02
▲和田騎手との対談は今回が最終回! (C)netkeiba.com
「日本一元気な42歳 “和田竜二”を大解剖!」をテーマにお送りしている対談も、今回が最終回。この秋は、デットーリ騎手やスミヨン騎手など世界のトップジョッキーが日本に集結しましたが、「いつもより勝ってない」という感覚だと和田騎手。
世界のトップジョッキーたちと差は、以前ほど大きくない。日本人騎手が今後磨くべき騎乗技術は何なのか…自身の若い頃と現在を比較しながら分析していきます。
(取材・構成=不破由妃子)
和田 この秋は海外からトップジョッキーがたくさん乗りにきているけど、「あれ? いつもより勝てないな」と思っているような気がせえへん?
佑介 ですね。昔はもっと簡単に勝てたのに…って思ってるんじゃないかと。
──それだけ日本人ジョッキーのレベルが上がったということですよね。
和田 うん。実際、ひと昔前は簡単やったからねぇ。
佑介 でも、現状でいうと、一矢報いるというか「いつもより勝てないな…」と思わせるぐらいが限界だと思いませんか?
和田 そうやなぁ。だからこそ、これ以上世界のトップジョッキーたちと差が広がらんようにしたいと思うけどね。来年こそは、勢力図を変えていかなアカン。
▲▼この秋のGIを短期免許の騎手が制したのは、エリザベス女王杯(スミヨン騎手)とジャパンC(マーフィー騎手)の現在2レース (C)netkeiba.com、下野雄規
佑介 そうはいっても、関西は上位の層の厚さが半端じゃないですからねぇ。よほどのアクシデントがない限り、クリストフ、(川田)将雅、祐一さん、豊さんまでは変動がないような気がします。
いっぽうで、5位から15位くらいにいるジョッキーたちは、ちょっとした流れで変わってきますよね。チャンスもあるけど、落とし穴もあるというか。・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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