【ホープフルS】高速決着とは趣が異なるレースの可能性

2019年12月27日(金) 18:00

人気サイドでの決着にはならないかも…

 先週日曜の有馬記念当日は、雨が降る前から芝レースの時計がかかりだし、上がりも要していた。28日も最近よくある高速馬場・速い上がりとは趣の異なるレースになる可能性もあり、そうなると単純に人気サイドでの決着にはならないかもしれない。

 人気はコントレイルだろう。東スポ杯の内容はすばらしいものだった。レコードかつ5馬身差、上がりも2位に0.5秒差とケチのつけようがない。来年のダービーを勝ってもおかしくないと思うが、そういうタイプだけにホープフルSと皐月賞では「キレないタイプ」に負ける可能性もある。馬場状態を考えると皐月賞以上にここは油断ならないレースになる。

 ワーケアも強烈な決め脚で・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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