2020年01月04日(土) 18:00
「回収率向上作戦」で書いたとおり、中山金杯はとにかく前走から斤量増になる馬が強いレース。ただ、該当かつ人気薄という馬はさほど来ておらず、上位人気馬がその人気以上に走るという印象だ。過去に実績をあげて持ちハンデが上がったままという形ではだめで、前走・前々走あたりの内容も問われる。
今年の斤量増組は4頭。クレッシェンドラヴは福島記念を勝って今回2キロ増だが、一見不利に見えるこのハンデを嫌ってはいけないのが最近の中山金杯だ。中団以降からの捲りになると思うので展開やタイミング、進路の問題はあるが、それでも重視せざるをえない馬だと思う。
トリオンフは2000mのGIIIを2、1、2着からの参戦。・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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