2020年01月12日(日) 19:01
AコースからCコースに替わった先週は暮れより速い時計が出たが、今週は徐々に時計はかかり出している。
日曜は昼すぎに小雨が降ったが、馬場状態に影響はなく、良馬場で終日開催。先週から内柵を設置したこともあるが、内寄りの傷みもさほど進んでいない。芝状態は例年以上に良好。展開によっては内の経済コースを通った先行馬の粘りが利いている。
日曜は、芝競走は4鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「4番手、1番手、7番手、1番手」。勝ち馬の種牡馬はリアルインパクト、ノヴェリスト、ハービンジャー、キングズベスト。
フェアリーSと同じ外回り1600mで行われた5R・3歳未勝利戦は中団から4コーナーで4番手に進出した1番人気ピーエムピンコが快勝。2着は逃げたイザラが残っている。同じく外回り1600mで行われた12R・2勝クラスは逃げた13番人気トーラスジェミニが逃げ切り、道中2番手のアビームがそのまま2着に粘った。
勝ち時計は1分34秒4。レース前半3F35秒3〜後半3F35秒8の完全なMペース。中団を追走した1番人気カルリーノ(8着)は不発。今の中山で波乱があるとすれば、先行勢がそのまま粘り込むケースかもしれない。
フェアリーSは先手候補は数頭いるが、今後のこともある3歳戦だけに乱ペースになりにくい。万が一、人気のアヌラーダプラが届かないケースは、逃げ候補スマイルカナや好位で立ち回りそうなポレンティアやダイワクンナナの粘るパターンか?
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小田哲也
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。04年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、09年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。15年は宝塚記念で3連単52万馬券がヒット。馬券相性は京都、阪神が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。
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