2020年01月14日(火) 18:00
“出世レース”のシンザン記念を制したサンクテュエール
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、かつて優勝したアーモンドアイやジェンティルドンナなどの活躍により、今や出世レースとして注目を集めるようになったシンザン記念を取り上げます。今年も10頭立ての少頭数ながら牝馬3頭を含む、素質馬が集った一戦を、はたして、どんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、ご存じ「ラップギア理論」の岡村信将氏です。昨年は、4番人気ヴァルディゼールと10番人気マイネルフラップの馬連万馬券を1点で的中させる快挙を達成しましたが、今年は一転、2番人気サンクテュエールの単勝勝負でした。
基本は、「年末のホープフルSまでは1kgだった牡牝の斤量差が、年明けのここから基本2kgになる」ことなどから牝馬を重視。ただし、選んだのは、前走がラップギア・平坦戦だった1番人気のルーツドールではなく、レース傾向に合致する瞬発戦に関してまったく不安のなかったサンクテュエールでした。
ラップギアが導き出したレース傾向に迎合したサンクテュエールを本命にして、見事に単勝1点勝負を仕留めた
なお岡村氏は、翌日のフェアリーSも「アヌラーダプラもシャインガーネットも危険な人気と断定」して、3番人気のスマイルカナの単勝を推奨。7万円超の払い戻しを獲得しています。
もうひとりは、最強位バトルを制して公認プロ予想家としてデビューしたシューヤ氏です。印を打ったのは、1番人気◎ルーツドールと5番人気〇プリンスリターン、9番人気コルテジアの3頭のみ。
前走の朝日杯FS5着のプリンスリターンは「勝負どころがスムーズにいかず仕掛け遅れたが、最後までしぶとく脚を使った」ことを、デイリー杯2歳S8着のコルテジアも「最後のラップが上がるところで置かれたが、最後まで自分の脚は使えていた」ことをしっかりと評価。そして今の速い脚が使えない馬場ならば、前走の敗戦は度外視して巻き返せると看破したのです。
前走の敗因をしっかり分析して、今回の的中へつなげた
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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