【AJCC】例年以上に「前」を意識すべき!

2020年01月19日(日) 18:00


■アメリカJCC(G2・中山芝2200m)フルゲート17頭

★3行でわかる!アメリカJCC 攻略の糸口

1.大穴の激走は望み薄。人気馬か中穴狙いを推奨する。

2.コースもレースも強いのは「前」。後方からでは厳しい。

3.前走の「格」が結果に繋がる一戦。馬格も相応に必要!

データ特注推奨馬

 ★現時点ではなし

 これは先週の京成杯とも共通する傾向なのだが、アメリカJCCは「大穴はサッパリ来ないが穴馬はコンスタントに来る」レース。具体的にいえば、7〜9番人気が毎年のように好走している。昨年のように少頭数となるケースも多いことを考えると、実際は大穴が激走しているようなものだ。同時に人気サイドも強いので、この両面から馬券を組み立てるのがオススメである。

 もうひとつの特徴が、非常に「前」が強いレースであること。コースデータでも前が優勢なのだが、レースデータではそれ以上に先行勢が強いという傾向が出ている。中団から上位に食い込む馬もいるが、そのほとんどが上位人気。そして、後方からでは上位人気馬であっても差せない。上がりの時計がかかる時期でもあり、イメージ以上に差せないと思っておいたほうがいい。

 あとは、「勢いよりも格」のレースであるのも意識したいところ。前走有馬記念組や菊花賞組など、前走でG1に出走していた組がハッキリと強い。また、前走での馬体重が479キロ以下だったか480キロ以上だったかで、かなり大きな成績差が出ているのも攻略に繋がるポイント。雑にいえば「デカイ馬のほうが強い」レースであり、馬格のない馬は上位人気であっても過信は禁物である。

 こういった好走条件を満たすデータ特注馬は、残念ながら今週は見当たらない。というのも、出走予定馬がメチャクチャ一長一短で、かなりの混戦模様だからだ。今年も少頭数になりそうだが、それでもそうそう順当には決まらないはず。「チョイ荒れ〜やや荒れ」あたりを前提に予想したい。・・・

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小林誠

競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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