【日経新春杯】勝馬の年齢傾向以外についてはとらえ方の難しい重賞

2020年01月17日(金) 18:00

内枠も有利なレースだが…

 日経新春杯は前走2勝クラスを勝ってきた馬がいきなり通用してしまうこともあり、なかなか難解な一戦。4歳馬が強く5、6歳がそれに続くという傾向だけは間違いがないが、それ以外についてはとらえ方の難しい重賞だ。

 4歳馬のレッドジェニアルはこのレースで有利な内枠を引き、人気であっても逆らいづらい存在になった。今回は武豊騎手のテン乗りだが、新しい一面が出てくるのかどうかも楽しみだ。

 同じく内枠を引いた4歳馬のメロディーレーンはそのキャラクターもあってある程度人気を集めそう。ただ過去10年前走2勝クラス組が[1-1-1-1]なのに対し、馬券に絡んだ馬はいずれも前走を勝ってきていた。そのぶん・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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