関東復権の礎を築く!新設・南馬場Dウッドチップコース(辻三蔵)

2020年01月21日(火) 18:00

今年の重賞でも好成績を挙げている注目の調教コース

 昨年9月3日に新設された美浦・南馬場Dウッドチップコース。1周距離2000m、大外を回った場合2176m。これは東京競馬場芝コース(Aコース使用時)2083mとほぼ同じ。

 幅員20〜30mと広大化し、直線が平坦になった。関東主場開催にあわせて、右・左回りを使い分けるので、実戦を意識したマラソントレーニングが行える。

 旧・Bウッドチップコース(1周距離1600m)より一回り大きくなったが、直線の上り坂はなくなった。平坦になった分、負荷調節がポイント。

 個人的には栗東Cウッドチップコース(1周距離1800m)のように6ハロン追いが増えると予想したが、美浦では5ハロン追いが基本。

 これには理由があり、競馬専門紙の調教時計は[15-15](1ハロンを15秒台で走ること)を計測してから記載が始まる。ちなみに1ハロンを15秒台で走るのは、心肺機能を鍛える基本速度。栗東では6ハロンから調教時計を計測するのが通例で、1ハロン16-17秒台でも記載される。

 南馬場Dウッドチップコースは向正面の入場口からスタートし、・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

赤本取材班

須田鷹雄+取材班が赤本紹介馬の近況や有力馬の最新情報、取材こぼれ話などを披露します!

関連情報

新着コラム

コラムを探す