(C)netkeiba.com

　先週から連載を開始した土曜日の予想コラム『タイム指数超活用術』。「レース復習」をするのがこちらの月曜日掲載当コラムとすれば、いわば「レース予習」のコラムです。

　そこでは『京都記念』を「4歳馬重視＆平均値反映傾向は今年も持続する」として、名前を挙げた3頭でズバリ▲○◎1〜3着(かなり堅かったですけど…)。反面「本命◎は4歳牝馬2頭のどちらか濃厚」と書いておきながら、最終的に◎ステイフーリッシュ(3着)にしてしまったことは反省材料のひとつ。まあ【教訓】は今年も活きてくれたので結果オーライということで…。

　一方の『共同通信杯』はダーリントンホール本命で◎☆▲的中。さらに土曜日の『クイーンC』も▲◎で馬単的中。これで2年連続の週末3重賞的中することができました。『京都記念』の週は、毎年馬場の見極めが難しいですが、タイム指数の必勝パターンは今年も機能してくれたというわけです。

【検証ナンバー225】
サンプルレース名/2020年2月16日(日)京都11R・京都記念(GII)芝2200m

【レース前状況】
　4歳の強いレース。今年も世代のトップクラス4歳牝馬が2頭出走。残念ながら4歳牡馬のクラージュゲリエは取り消しになってしまい、最終的には9頭立てのレースになった。1番人気はクロノジェネシス(北村友)。ご存じ昨年の『秋華賞』馬。約3か月ぶりの出走である。ほぼ同オッズで2番人気になったのがカレンブーケドール(津村)。こちらは道悪だった『ジャパンカップ』2着からの出走。ドバイ遠征を予定しているだけにデキはどうか。3番人気が昨年このレース2着のステイフーリッシュ(岩田康)。以下、人気はアルメリアブルーム(フォーリー)、ノーブルマーズ(シュタルケ)と続いていた。

【レース結果】
1着クロノジェネシス　　牝4(1番人気)北村友
2着カレンブーケドール　牝4(2番人気)津村
3着ステイフーリッシュ　牡5(3番人気)岩田康

【払い戻し】
単勝　270円
枠連　340円
馬連　400円
馬単　780円
3連複　400円
3連単　1770円

平均値と4歳上位は今年も活躍した『京都記念』！

　まず『京都記念』。

　決着の人気順と配当だけ見れば「当たって当然でしょ」といわれるかもしれないが、こういう堅い決着を堅い上位印で決めるということも大事だとは思っている。

　これで同レースは一応3年連続の的中になった。

「下手な味付けはしない」という【教訓】も活きている。しかも「平均値トップ馬へ打った◎本命が3着になる」ということまで3年連続となった(笑)。

　とはいえ、今年の平均値トップ馬は3頭。「機能する4歳」の○カレンブーケドールと▲クロノジェネシス。さらに平均値同じ104で並ぶ◎ステイフーリッシュ。これで決まったのだからすべてはタイム指数のおかげである。

　ただ半面、『平均値』というのはとても微妙だなということは感じている。

　平均値トップ104で並んでいたのが上位3頭。しかしわずか1差103になっていたプリンスオブペスカとドレッドノータスは馬券圏外。やはり「平均値で上位の4歳・5歳のほうが能力を発揮しやすい」舞台なのだと改めて感じている。

　来年も「平均値重視」と「平均値トップ馬＆平均値4歳筆頭には必ず印を打て！」という【教訓】は継続。まあ10頭前後の頭数というのもこの【教訓】を後押ししている可能性はあるが…。もし潮目が変わるとしたら「多頭数」開催になった場合だろう。

終わってみれば平均値上位3頭決着の『共同通信杯』？

　もう一方、東京メイン『共同通信杯』。こちらは断トツで1番人気だった○マイラプソディが4着になったので小波乱といえるような決着となった。

「右肩上がりタイプ」の「軸馬候補」として、予想コラムで名前を挙げた3頭(◎ダーリントンホール、☆ビターエンダー、○マイラプソディ)のうち、ダーリントンホールに本命を打って正解となった。

　単純に「平均値」だけだとマイラプソディは5位同位レベル。結局、結果は平均値ソートの上位3頭そのままという驚きの結果…。今までは「平均値無視」したほうが正解だったレースがちょっと方向転換されたのかな？　とも感じた瞬間であった。

　さてさて来週は、現在5年連続的中で相性良し『フェブラリーS』。

　今年もなんとか当てて6年連続的中といきたいものである。

【今週の教訓】
●『京都記念』は「平均値重視」と「4歳上位必須」で継続！
●『共同通信杯』は「指数跳ね」＆「右肩上がり」重視傾向変わらず！
●『クイーンC』も今年は「平均値ズバリ▲◎機能」！