2020年02月23日(日) 18:00
2015年以降の阪神芝1400の重賞(牝馬限定は除く)、阪神Cと阪急杯の勝ち馬9頭のうち、スマートオーディン(父ダノンシャンティ)、ダイアナヘイロー(母母父フジキセキ)、イスラボニータ(父フジキセキ)、シュウジ(父父フジキセキ)、ロサギガンティア(父フジキセキ)と、実に5頭がフジキセキの血を引いているのは注目に値する。ここで取り上げた5頭では、ライラックカラーが母母父フジキセキだ。(解説:望田潤)
ステルヴィオ
ヒシゲッコウの3/4兄でクランエンブレムの甥でタカオルビーのイトコ。母ラルケットはクイーンC3着。4代母スイートコンコルドはシンボリルドルフの全妹にあたる。カナロア×ファルブラヴらしいマイラー体型で、ヌレイエフ≒フェアリーキング5×3譲りのナスペリオン的斬れで差す。距離は今は1800がベストだろう。ここは休み明けに加え、どちらかというと大箱向きの差しなのと、1400もやや忙しい感が。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
クリノガウディー
クリノビスケットの甥でクリノクーニングのイトコ。母クリノビリオネアはJRA3勝(ダ1000〜1200m)。スクリーンヒーロー×ディアブロはグァンチャーレと同じ。スクリーンヒーロー×ロージズインメイ(ディアブロと同じデヴィルズバック系)もマイネルグリットなどよく走る配合だ。ヘイロー4×4の機動力が武器のマイラーだが、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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