【フェブラリーS】展開不問の末脚で快記録への期待

2020年02月22日(土) 18:02

前走で示した母系由来の抜群のダート適性

 モズアスコット(父Frankelフランケル)のように初ダートで古馬重賞を制するのは至難の快走。フェブラリーS(フェブラリーH当時を含む)では、1991年ナリタハヤブサ、2005年メイショウボーラーが該当するが、この2頭、初ダートの古馬重賞を勝ったあと、たちまちフェブラリーSをレコードで勝っている。

 チャンピオンズC(旧ジャパンCダート)では、初ダートの武蔵野Sを楽勝したクロフネが、やっぱりGIを大レコードで独走した。

 モズアスコットの根岸Sの1分22秒7は、一見目立たないが、良馬場ではレース史上最速であり、58キロ、出負けのロスがありながら、最後11秒7(推定)で楽にまとめた。1600mに換算すると1分34秒5に相当する。安田記念を制しているのでそう無理な換算でもない。

 種牡馬フランケルは英の芝で14戦不敗(うち12勝が8ハロン以下)の・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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