【フェブラリーS】見た目だけでなく何もかもが完ぺきだったレース

2020年02月24日(月) 18:00

ケイティブレイブと長岡禎仁騎手のレースも同じように称えたい

 6歳牡馬モズアスコット(父Frankel)の完勝だった。フェブラリーSをダート1勝(1戦)だけのキャリアで制したのは史上初めて。また、芝、ダート双方のGIを制した馬は「クロフネ、アグネスデジタル、イーグルカフェ、アドマイヤドン」に次いで5頭目になるが、6歳になっての路線変更で勝ったのはこの馬が初めてだった。

 しかし、モズアスコットは通算21戦【7-5-0-9】。まだベテランホースというほど戦歴を重ねていないので、これからの展望は大きく広がった。この後は4月の豪G1ドンカスターマイルに出走予定があり、秋には米G1のBCダートマイルに挑戦のプランもあるという。Frankel(フランケル)産駒で、芝のGIもダートのGIも制している珍しいトップホースとあって、世界の注目を集めることになるだろう。

重賞レース回顧

史上初めてフェブラリーSをダート1勝(1戦)だけのキャリアで制したモズアスコット(撮影:下野雄規)

 芝からのスタートが良かったのか、今回は絶好のスタートだった。内からワイドファラオ・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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