【弥生賞ディープインパクト記念】ホープフルS組対別路線組の対決がもたらす意味

2020年03月07日(土) 18:00

近年の皐月賞展望はますます難しくなっている

 春のクラシックに挑戦のローテーションは、牝馬より牡馬のほうが多様に変化している。最近10年、皐月賞で3着以内に快走した30頭の直前レースは、「弥生賞…8頭」「スプリングS…6頭」「共同通信杯…6頭」「若葉S…4頭」「京成杯…2頭」「ホープフルSなど4R…4頭」となる。

 今年の有力候補コントレイルは12月のホープフルSから、また、サリオスも12月の朝日杯FSからの直行が予定されている。

 日本ダービーでは、皐月賞出走馬が30頭のうち「20頭」を占めるので、勢力図(ランキング)を描くのは難しくない年も多いが、皐月賞の展望はますます難しくなった。もともと、皐月賞の1番人気馬は過去20年【6-4-3-7】であり、日本ダービーのそれは【10-2-3-5】だった。日本ダービーを大目標に、皐月賞までは負担をかけない仕上げ手法が増えてきたのである。

 弥生賞ディープインパクト記念には、コントレイル(3戦3勝)の制した12月のGIホープフルSの出走馬が4頭いる。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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