2020年03月12日(木) 18:03
やっぱりトライアルって面白い、そう思わせてくれた先週の重賞。レシステンシアが本番に向けて、どうやって巻き返してくるのか。ダノンスマッシュが悲願のGI獲りへ一歩近づいたのか。サトノフラッグが皐月賞でどんなパフォーマンスを見せるのか。本番が楽しみになるレースばかりでした。
今週は平地競走の重賞が4つ、これに加えて、阪神スプリングジャンプもあります。中山グランドジャンプに向けて、本番さながらのメンバーが集まった一戦。ここも注目度の高いレースになりそうですね。
【中山牝馬S/エスポワール】
前走ターコイズSでは2着を確保。GIの秋華賞でも3番人気に支持されたように、その素質の高さはファンが認めるところ。それだけにここで人気を集めるのも当然といってよいかもしれません。
久しぶりになるだけに、その仕上がり状態が気になるところですが、この中間は基本的に坂路での追い切りが中心。トラック追い切りは2週前にCWを単走で行っただけ。秋華賞の時が積極的にCW追い切りを併用するも結果が出なかった、そんな過去も含んでの今回の調整かも知れません。
1週前追い切りは坂路で併せ同入、4F時計は53.8秒と地味でしたが、ここ2走もこんな感じ。でも最終追い切りは4F52.2秒。これは自己ベストを更新する時計ですから、かなり動いたと思います。
自己ベストを更新する時計を出したエスポワール(3月10日撮影)
【ファルコンS/ラウダシオン】
マイルはGIということもあって8着に敗れていますが、1400m以下の距離ではすべて3着以内という安定した成績。左回りの芝1400mは前走で圧勝しており、たとえ57キロを背負っても人気するのは自然だと思います。
距離が短いところで実績のある馬ですが、追い切りはCWが中心。今回もそれは変わっておらず、2週前、1週前とCWでしっかり6Fから時計を出してきました。併せ馬では先着を連発していた前走ですが、今回も1週前追い切りは先着。2週前は同入ですが手応え的には先着といってもよい内容。最終追い切りはCWでの3頭併せ。最後方から追いかけましたが・・・
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井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ
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