【金鯱賞】ビッグレースを展望する前哨戦

2020年03月14日(土) 18:00

この組み合わせなら主役はもちろんあの馬

 遠い時代のレース史をみると、第4回の1968年は8月に、翌69年は3月、70年は1月、さらに71年は7月に行われたという驚くべき記録がある。

 近年も、2011年までは5月末、12年からの5年間は一転12月初旬、そして2017年から3月に移っている。そこでヤマカツエース(父キングカメハメハ)は、3カ月ちょっと(12月→3月)のあいだにこの重賞を2回も制することに成功。重賞4勝となったヤマカツエースは昨春から種牡馬となり、いま、初年度産駒がどんどん誕生している(交配数58頭)。

 3月に移った近年は、大阪杯、安田記念、宝塚記念…など、前半戦のビッグレースを展望するエース級の前哨戦となった。GI級が中心になる。昨年2着のリスグラシューはのちに「宝塚記念、コックスプレート、有馬記念」を制して年度代表馬になった。

 皐月賞馬の4歳サートゥルナーリアは、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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