2020年03月17日(火) 18:00
5番人気ながら、見事に勝利したエーポス。調教での動きの良さが結果につながった
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、桜花賞トライアルのフィリーズレビューを取り上げます。上位3着までの優先出走権を狙うフルゲート18頭の激戦を、果たしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、“名古屋の的中モンスター”こと米田幸憲氏です。まずは「上位人気に不安あり」と読み、4、9、8着に終わった1、3、4番人気馬を無印に落とすところから予想がスタート。
一方、本命に推したのは2番人気2着のヤマカツマーメイドでした。1週前のチューリップ賞で阪神JF組が上位を独占したことから、そこでの5着を高く評価。さらに「賞金が足りていないので仕上げが緩いこともなさそう。順当にここで桜花賞の優先出走権を手にする」と、本気度も織り込んで強く推します。
上位人気をバッサリ切り、前哨戦だから浮上してくる本気度の高い馬に注目して見事に高配当を仕留めた
もうひとりは、“調教捜査官”井内利彰氏です。最重視したのは、過去5年のフィリーズレビューで昨年の同着を含めると6頭の1着馬のうち、5頭の最終追い切り場所が栗東坂路だったことです。
そのうち5番人気のエーポスは「最終追い切りが栗東坂路で4F時計は52秒1で、今回の出走メンバーでは抜けて速い数字」だったことから本命に抜擢。調教過程を丁寧に追うことで最後の直線急坂適性をしっかりと読み取り、「権利獲り以上の仕事をやってのけるはずです」と力強い見解につなげます。
最終追い切りの場所と時計さえ把握していれば、この井内氏のような馬券は簡単に射止めることができたはず
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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