【スプリングS】春のクラシックに必要なタフネスさを問う

2020年03月21日(土) 18:00

母方のドイツ名門牝系の成長力にも期待

 春の牡馬クラシック「皐月賞→日本ダービー」に挑戦する日程は、時代とともに多様化してきた。調教技術の格段の進歩に伴い、「ビッグレースを制するには、決して活力を消耗しない」手法が以前より増えた。

 過去20年の皐月賞馬の直前レースは、

 ▽スプリングS…7頭 ▽弥生賞………5頭
 ▽共同通信杯……4頭 ▽若葉S(L)…2頭
 ▽ホープフルS…1頭 ▽毎日杯………1頭

 2月の共同通信杯から直行組が増えたのが大きな変化。ただし、さまざまな日程があるようにみえて実際にはかなり限られている。皐月賞を3歳初戦(2歳戦以来)に選んで勝ったのは、2019年のサートゥルナーリアだけ。

 多くの陣営が最大目標にする日本ダービーとの関連だと、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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