【日経賞】グロースターク=ヒズマジェスティにアレッジド 「リボー+アリバイ+マームード」のスタミナ&パワーが優位

2020年03月22日(日) 18:00

近2年の1〜3着馬5頭に共通するのは、メイショウテッコン(アレッジド、グロースターク)、ガンコ(ヒズマジェスティ2本)、エタリオウ(マジェスティックライト)、チェスナットコート(グロースターク)、サクラアンプルール(グロースターク)と、「リボーとアリバイとマームード」の組み合わせの血を持つこと(勝ち馬は複数持つ)。取り上げた5頭では、ウインイクシードがアレッジドとマジェスティックライトを通じるリボーとアリバイとマームードのクロスで、サンアップルトンもキングマンボ経由でグロースタークの血を引く。(解説:望田潤)

ウインイクシード

 母イクスキューズはクイーンC勝ち馬で、母母クリスティキャットはフラワーボウルH(米G1・芝10F)勝ち馬。母父ボストンハーバーはカポウティ産駒の北米2歳チャンピオンで、クロコスミアやベルカントやレジーナフォルテなどの母父でもあり、本馬もフワッと先行する脚質になった。金杯を見てのとおり中山内回り向きの脚質といえるが、母は1800ベストだったし、同父のメイショウテッコンと比較しても2500に延びるのはやや不安も。

距離○ スピード○ 底力○ コース◎

サンアップルトン

 イブキディリータやイブキサブデューの甥で、さかのぼるとサクラバクシンオーやアンバーシャダイと同じクリアアンバーに辿り着く牝系。母系にトニービンが入るゼンノロブロイ産駒は・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

関連情報

新着コラム

コラムを探す