2020年03月25日(水) 18:02
▲川田騎手、吉田隼騎手につづき、3人目の同期のゲスト (C)netkeiba.com
「津村の話は聞いてみたいね」、先日調教師に転向した四位洋文さんも注目する逸材。佑介騎手の同期、津村明秀騎手が今回のゲストです。
川田将雅騎手、吉田隼人騎手らを擁する第20期生の中において、抜けた技術の持ち主だったという津村騎手。競馬学校時代はまさに、「津村か、津村以外か。」だったとか。
「打倒、津村」に燃える同期たちに対し、当の本人は技術の高さに自覚なし? この、奢らず威張らずの姿勢が、20期にいいムードをもたらしていたそうで…!?
(取材・構成=不破由妃子)
佑介 今日はよろしくお願いします。同期としては、(川田)将雅、吉田(隼人)くんに次いで3人目。オファーしたとき「俺でいいの?」って言ってたけど、けっこうリクエストがあるんだよ。四位さんも、「津村の話は聞いてみたいね」って言ってたし。
津村 そうなんだ。まさか今のタイミングで(オファーが)くるとは思ってなかった…(苦笑)。ただ、夢というか目標というか、今年は『with 佑』に出たいなってちょっと思ってた。でも、呼ばれるとしたら、GIを勝ってからだろうなって。あの〜、僕は喋るのが本当に下手なので、上手く編集してください(苦笑)。
──わかりました(笑)。でも、ありのままの津村さんを読者に伝えたいです。
津村 いや、僕ね、本当に喋るのがダメなんですよ。思っていることを言葉にするのが本当に苦手で。
佑介 カレンブーケドール絡みの津村のインタビューを読んだりしたけど、あんまり見たことのない顔をしてたから、なんかウケた(笑)。「津村が真剣な話してるよ!」みたいな。
──なるほど、そういうキャラなんですね(笑)。さっそくですが、まずは競馬学校時代のお話から。当時の話になると、必ず「津村は飛び抜けて上手かった」とみなさんおっしゃいます。川田さんも「俺、津村には一度も勝てなかった」とすごく悔しがっていて。だから、いったいどれほど飛び抜けていたのか、改めてお聞きしてみたくて。
佑介 僕たち20期生は、それこそローランドじゃないけど、「津村か、津村以外か。」みたいな感じでした(笑)。いや、ホントにマジで。
▲佑介「“津村か、津村以外か。” いや、ホントにマジで」 (C)netkeiba.com
津村 それは言い過ぎ(笑)!
佑介 いや、言い過ぎじゃないって。二次試験は、馬に乗る実技もあってさ。そのとき、「絶対に受かるヤツが一人いる…」と思いながら見てたの。それが津村だった。
・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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