【アーリントンC】後のスプリンターが毎年連対するマイル戦 急坂コースでデインヒルの血が有力

2020年04月12日(日) 18:00

 18年から4月に移行し馬齢戦となった阪神外マイルの3歳重賞。17年1着ペルシアンナイト(父ハービンジャー)、15年1着ヤングマンパワー(父スニッツェル)、19年2着カテドラル(母父ロックオブジブラルタル)など、デインヒルの血を引く馬がよく好走している。

 あと19年1着イベリス、18年1着タワーオブロンドン、17年2着レッドアンシェルと、後にスプリンターとして完成する馬が毎年連対している点にも留意したい。(解説:望田潤)

ジュンライトボルト

 フェイズベロシティの全弟でグルーヴィット(父ロードカナロア)の3/4弟。3代母は名牝名繁殖エアグルーヴで、ドゥラメンテやルーラーシップなどキングカメハメハ系との相性には定評がある牝系だ。ナスペリオン的ストライドは大箱向きで、このソニックグルーヴの枝はフレンチデピュティの力馬っぽさも伝えるので、ベゴニア賞のような道悪はプラス。ここもできればタフな馬場になってほしい。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○

タイセイビジョン

 クッカーニャの甥で、母ソムニアは函館2歳S3着。近親にユートピアやアロハドリームなど。母系にキングマンボとサンデーサイレンスとノーザンテーストが入るのでアンデスクイーンと配合の輪郭が似ており、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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