【天皇賞・春】大阪杯組不在の今年は阪神大賞典組を有力視

2020年05月01日(金) 18:00

ベテラン騎手の手腕にも注目

 1番人気が予想されるフィエールマンが大外枠に入ってしまった。大外からの優勝はアドマイヤジュピタの例などがあるが、それ以降は人気順を上回る着順を得た馬がいない。フィエールマン自身、昨年も道中やや力むようなシーンがあったし、外枠からの競馬は歓迎とは言えないだろう。

 ただそれでもこの馬には軽視できないだけの能力と長距離適性がある。昨年あの折り合いで他馬を完封したのだから、枠順の不利を跳ね返す余地はある。

 今年は大阪杯組がいないので、ステップレースとして有力なのはまず阪神大賞典組。ユーキャンスマイルは昨年5着なのでそこは強気になれないが、・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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