2020年05月08日(金) 18:00
レーン騎手に乗り替わっての鞍上強化にも期待できるルフトシュトローム(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
逃げ馬候補
レシステンシア
ハーモニーマゼラン
展開 今の東京は天気が良ければかなり時計の出る状態で、馬場は良好。その中で逃げる可能性があるのは上記2頭も、レシステンシアが枠問わず主張していく形で先手を取りそう。無理に抑えて味が出るタイプではないだけに、単騎逃げでもペースは流れそうでかなりの高速決着となりそうで。
有力馬解説 1.レシステンシア 展開◎ 馬場◯ コース△
前走は◎に指名し桜花賞3万的中の立役者となってくれたが、あの馬場とペースではさすがに最後は脚が上がってしまった。 ただ、今回は他に逃げ馬がおらず当日の天気も大きく崩れないことを考えると、スローにさえ落とさなければ牡馬相手にも通用の逸材。 ルメール騎手への乗り替わりも決して悪くない条件で、とにかく後ろを引きつけることなく自分の競馬が理想的で。
総合評価 B
2.タイセイビジョン 展開◯ 馬場◯ コース◯
前走はかなり早い流れの中で内から突き抜ける競馬で、着差以上に強い内容であった。 ただ、今回はかなり相手関係が強化される一戦で、朝日杯FSで止まった点を見ても東京1600mへの相性にやや不安がある。 それでも、2、3着であれば十分にチャンスはあるので、相手の1頭までには必ず取り上げたいところだ。
総合評価 C
3.サトノインプレッサ 展開◯ 馬場◯ コース◯
前走の毎日杯は思った以上のパフォーマンスが見られない競馬で、着差含めても微妙と言えるレース内容であった。 3連勝の勢いを認めつつも、やはりGIではやや荷が重い印象でポジション取りに関してもやや不安がある。 ここは過剰人気タイプと呼べる1頭だけに、やや評価を落として買いたい。
総合評価 D
4.ルフトシュトローム 展開◎ 馬場◯ コース◯
前走は4角で大きく膨れるハンデがありながらの差し切りで、2着馬を差し切ったことは素直に評価できる走りであった。 今回は初の東京コースとなるが、相性自体は悪くなさそうで早い流れもこの馬向きの印象がある。 さらに、レーン騎手に乗り替わって大幅な鞍上強化は間違いないので要注意の1頭だ。
5.サクセッション 展開◎ 馬場◯ コース◯
前走はこの馬向きのレースとはならない中での3着で、距離短縮はプラスの条件。 さらに、前が流れる展開面も向きそうであるが、直線の長い東京コースへの対応だけがやや気になるところ。 そういう意味では、横山典騎手への乗り替わりはプラスに働きそうで、出し過ぎず溜め過ぎずのバランスの良いレースならば上位進出の逸材で。
6.シャインガーネット 展開◯ 馬場◯ コース◯
前走のファルコンステークスは相手関係と馬場にかなり恵まれたレースで、マイルのGI路線ではやや力が足りない印象である。 ただ、直線の長いコースとの相性は抜群で、好位からしっかりと脚を使える競馬ならばある程度の成績も期待できる。 相手押さえ候補の1頭として考えたいところで、2、3着ならばチャンスはありそう。
以上のようにそれぞれ6頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。正直言って、今年のNHKマイルCは大きな波乱まではない印象で、やはりレシステンシアやタイセイビジョン、ルフトシュトロームなどの上位人気組優勢のレースとなりそうである。ただし、人気馬の中でも危ない馬もいるので、その辺りは明確にした上で馬券から外して穴馬2〜3頭を絡めて美味しい配当をゲットしたいと考えている。やはり、今年はペースが早くなるのでそこが勝負の分かれ道となるはず。フローラSの◎ウインマリリン筆頭に本命馬が重賞5連勝中と予想は決して悪くないので、今週も上記に取り上げた中で最も狙い目の◎から最終的な予想を公開する予定なので、ぜひ期待して頂きたい。
■プロフィール 倉本匠馬(くらもとたくま) インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。
【経歴】 2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー 2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す 2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、GIレースでは232%の回収率を計上。 2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。
【予想を主としてるファクター】 展開予想 →Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。
Vポジションとは 『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。
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