【安田記念】行くか差すか極端なほうがハマりやすい ナスキロの差しか、ヌレサドの先行か

2020年05月31日(日) 18:00

 過去5年の連対馬7頭のうち、モズアスコット(18年1着)、サトノアラジン(17年1着)、ヴァンセンヌ(15年2着)の3頭は4角10番手以下からの差し切り。残りの3頭、アエロリット(19年2着、18年2着)、ロゴタイプ(17年2着、16年1着)、モーリス(16年2着、15年1着)は4角3番手以内の先行押し切り。

 行くか差すか、ある程度極端に運んだほうがハマりやすいレースと言えるか。モズはミスワキ4×3、サトノはサーアイヴァー≒ターリンガ5×3、ヴァンセンヌはセクレタリアト≒サーゲイロード5×5、差しを狙うならセクレタリアト絡みのナスキロクロスだ。

 ロゴタイプはサドラーズウェルズ≒ヌレイエフ4×4で、アエロリットはヌレイエフ、モーリスはサドラーズウェルズを持っており、前残りならヌレサドを持つ馬を重視する手か。(解説:望田潤)

アーモンドアイ

母フサイチパンドラはエリザベス女王杯の勝ち馬で、3代母セックスアピールはエルグランセニョールやトライマイベストを産んだ名繁殖。本馬はトライマイベスト≒ロッタレースの3/4同血クロス5×2を持ち、父のしなやかさと母の強靭さを足して割ったような体質が絶妙すぎる。前走は余裕十分の追走で1:30.6で走破。東京はベストパフォーマンスを発揮できる舞台で、初の中2週以外に死角はないか。

距離○ スピード◎ 底力◎ コース◎

アドマイヤマーズ

フレッチアの半弟で、母ヴィアメディチはリウレイ賞(仏G3・芝1600m)勝ち馬。母父メディチアンは・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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