2020年06月08日(月) 18:00
競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンにマーメイドS出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
センテリュオ
栗東・高野友和厩舎 牝5
▲6月3日撮影
豪州でGI馬となったトーセンスターダムの全妹だが、性別の違いもあり約30キロほど軽い。トモは適度に丸みがあるが、前腕のボリュームがある前が強い体形。また多少トモ高で立ち気味のつなぎから切れるタイプだ。トモが甘めで頭の高い走法。スタートが不安定な点は致し方ないだろう。約3カ月ぶりだが、筋肉質で隙のない仕上げ。力は出せる。
リュヌルージュ
栗東・斉藤崇史厩舎 牝5
短距離指向のモンテロッソ産駒らしく、短めの首差しで寸の詰まった腹袋のある体形。しかしコーナー4つの芝二千で3勝を挙げる異質なタイプだ。速い脚はないが手応え以上にしぶとく脚を使えるのは、短いながらも寝気味でクッション性のあるつなぎと筋肉の柔らかさかと気性の強さか。重めに映るのは体形によるもの。攻め感触から態勢は整いそうだ。
ミスマンマミーア
栗東・寺島良厩舎 牝5
▲6月4日撮影
道営出身で初陣はダート千二だったが、この母系には珍しく中長距離で開花。毛色や白い鼻筋の形は違えど筋肉質でメリハリのあるフォルムは父譲りか。つなぎは短めで硬めのため適度に休養を挟みながらの出走。またダートや渋化&荒れ馬場で結果の出やすいタイプだ。多少前が強い姿形だが、・・・
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