2020年06月09日(火) 18:04
昨年は雨の稍重条件でレイエンダが2番手から押し切った(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
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今週の東京は木曜以降、不安定な天気予報。時期的に梅雨入りも考えられ、雨の影響を受ける開催になることが濃厚。「重い」馬場コンディションが想定される。
過去2年のエプソムカップも連続で雨のなかでの開催。馬場コンディションは「稍重い」馬場だった。
3着内に好走した6頭は最初のコーナーを3番手以内で通過、もしくは3枠より内だった。
馬場が重いことにより直線で末脚を発揮することが難しい馬場。東京芝1800mはペースが落ち着いて一度隊列が決まると、そのまま運ぶことが多いため、先行や内を通る馬が有利になりやすい構造のコース。道中でポジションを確保していることやロスなく運ぶことが要求される。
ただし、現段階では枠順が分からない。重めの馬場コンディションに対する適性が高いタイプ。なかでも先行できるタイプを推奨したい。
渋った馬場でも安定した成績を残しているアンドラステ(c)netkeiba.com、ユーザー提供:だんさん
アンドラステは馬場コンディション「稍重い〜重い」馬場コンディションに出走した際に3戦3勝。重馬場巧者。前めの位置を取ったうえで、最後にも脚を使うことができている。
スピードや速い脚に欠けることを補うために先行している馬も多いが、この馬の場合はある程度コントロールが利いたなかでスピードを制御して先行できているので、末脚もしっかりしている。このような競馬ができるのは、素質が高いから。
前走は出遅れたこともあり、中団で脚をためるレース。トラックバイアス「前有利」と判定する先行有利な展開のなかでも、きっちりと差し切る強い競馬だった。
昇級していきなりの重賞で牡馬混合戦。相手は一気に強化されるが、雨の影響を受けた近2年の当レースのような馬場向いている馬。重めの馬場コンディションになれば、チャンスはある。
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馬場虎太郎
トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価
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