【函館スプリントS・ユニコーンS】王座に向けての重要な一戦!有力馬の状態はいかに!?

2020年06月18日(木) 18:00

素晴らしい脚力を見せた一頭とは…

 先週は週中から週末にかけて、雨が降りっぱなしだった栗東。馬場造園課から頂いた情報によると、11日から14日の降水量は72.5mmだったそうです。ただ、時計の出方としてはそれほど影響あった印象はなく、13日の栗東坂路、一番時計が50.0秒(アスタースウィング)だったり、14日の一番時計は2歳新馬がマークした4F51.6秒だったりします。このあたりはウッドチップが入れ替えられていることによるカバーがあったのかも知れません。

 現在はCコースのウッドチップが入れ替え作業中。2コーナーを起点に曜日によって、右回りと左回りで進められていますが、右回り地点は向正面の中間あたりまで進んでいるとのこと。ただ、このあたりは6Fから5F標識の区間なので、追い切り時計自体にはさほど影響ないかも知れません。

 さて、今週は函館スプリントSとユニコーンS。例年であれば、水曜日更新なので函館スプリントSを取り上げることはありませんが、今年は木曜日更新で函館スプリントSからも栗東所属馬の調教内容を解説させていただきました。

【函館スプリントS/ダイアトニック】

 前走高松宮記念は初めての芝1200mでしたが、GIなのに勝ち馬とはハナ、ハナの3着。しかも不利を受けての結果ですから、さすがロードカナロア産駒なのか、安田隆行厩舎なのかといったところでしょう。前走後は早々にここを目標に調整されています。ただ、レース間隔を考えると、栗東で3本、函館入りしてから2本の追い切り本数は少ないと思います。

 このあたりは順調ならキーンランドCも使う予定という先々のローテーションも考慮されているのでしょう。最終追い切りは函館芝で軽快な動きを見せていただけに、動ける状態にあるのは間違いありません。ただ、8割くらいの状態でどんなパフォーマンスを見せるのか。この判断が印順を決めることになりそうです。

【函館スプリントS/ライトオンキュー】

 京阪杯を勝った後はドバイ遠征を目標にしていましたが・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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