2020年06月23日(火) 12:00
このコラムで一年前になにを書いたか覚えている読者は少ないだろう。昨年の本欄では「宝塚記念は上がり最速を取った馬が過去10年すべて連対している(過去20年でも上がり最速馬が連対を逃したのは1回しかない)」ということを書いた。上がり最速馬が上位に来やすいのは当たり前の話だが、最後方から突っ込んだだけで馬券に絡まない、無意味な上がり最速というのも存在する。他の古馬GIに比べてそれが発生しにくいのが宝塚記念だというのが昨年の内容であった。実際にリスグラシューが道中2番手ながら上がり最速を取り優勝している(ちなみに私の予想は他の馬を◎にしてまるっきり外れた)。
それと組み合わせると判じ物のようになるが・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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