【宝塚記念】 人気薄を拾うための“根拠”をどこに求めるか?

2020年06月30日(火) 18:00

予想の頭脳

前年のリスグラシューを超える、宝塚記念史上最大の6馬身差の圧勝で、新女王となったクロノジェネシス(写真提供:デイリースポーツ)

『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、上半期を締めくくる春のグランプリ、宝塚記念を取り上げます。豪華メンバーが揃うなか、単勝106.1倍の12番人気モズベッロに注目して馬券を的中させた、ふたりの予想家の“頭脳”に迫ります!

過去のレースレベルを勘案し、馬場の有利性と伸びシロを看破

 最初に紹介するのは、“指数馬券術”の山崎エリカさんです。なんと、◎は12番人気のモズベッロ。「最近の長距離路線は侮られがちですが、この馬が経由した日経新春杯と日経賞は、ハイレベル」で、「距離が延びて指数を上昇させた4歳馬」の成長力を高く評価して大抜擢。「速い上がりが求められない宝塚記念は、時計が掛かるほど長距離適性が問われる」と、馬場も強調材料でした。

 そして馬券は、主軸の馬連こそ3着で逃しましたが、複勝12.8倍を5,000円的中。攻めの押さえ馬券が奏功して、64,000円の払い戻しを獲得しました。予想結果はこちら
予想の頭脳

“負けないオンナ”の異名をとる山崎エリカさんの特徴である、大胆な印回しが奏功した

人気薄の馬でも実力とレース適性を冷静に分析しピックアップ

 もうひとりは、“適性診断のプロ”ベルグ氏です。こちらは2番人気優勝のクロノジェネシスを「血統的に馬場悪化は歓迎の口」と、本命に推します。さらにモズベッロも、「血統的にも距離はこのあたりがベスト」「前走はいきなり58キロを背負ったことも要因。今回は前走背負ったことで慣れも見込める点はプラス」「池添騎手とは手が合っていて穴の一発が期待できる」と多角的な適性診断を駆使して推奨したのです。

 結果は、39.1倍のワイドを2,000円的中して78,200円をゲット。買い目は◎からの馬単、3連単が主体ながら、ワイドのみ好配当の見込める10、12人気の2頭に流すという馬券構築もお見事でした。予想結果はこちら
予想の頭脳

ベルグ氏の持ち味でもある、多角的な分析が見事にハマった

お気に入りの予想家を逃さずキャッチ! 自動購入機能がオススメです。

予想家をお気に入り登録する方法は 通知設定の方法は どんな方法で通知されるの?

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

ウマい予想家

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

関連情報

新着コラム

コラムを探す