2020年07月05日(日) 18:00
中京ダ1400はJRAのダートコースでは大箱のほうに分類されるので、エーピーインディ(キングズガード、ベストウォーリア、インカンテーション、ヴェンジェンス)、デピュティミニスター(キングズガード、ノボバカラ、インカンテーション、ヴェンジェンス)、ニジンスキー(アルクトス、マテラスカイ、キングズガード、ノボバカラ、ミッキーワイルド、カフジテイク、ニシケンモノノフ、ヴェンジェンス)を引く馬が毎年上位を賑わせる。
ただし今年は阪神に場所を移して行われるので、例年とは傾向が変わってくるかもしれない。馬場が渋るとマテラスカイ、ミッキーワイルド、ニシケンモノノフなどストームキャットの血を引く馬が台頭。(解説:望田潤)
サクセスエナジー
サクセスビューティの甥で、サクセスブロッケンやマカニビスティーのイトコ。デピュティミニスターの血が入るのでダート巧者が出る牝系だ。母がノーザンダンサー4×4で、自身はリボー系プレザントコロニー3×4というのはキンシャサノキセキ産駒の走るパターン。母父がスタミナのジャングルポケットだから、揉まれず先行できればとにかくしぶとい。天王山Sのように外枠ならば番手でもOK。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
ミッキーワイルド
ベッラレイア、カフナ、トウシンモンステラなどが出るマリスターの牝系で、母ワイルドラズベリーはローズS2着。そこにロードカナロアが配されて、ヌレイエフ≒フェアリーキング5×3、ストームバード≒ニジンスキー4×5と父母相似配合になった。カナロア産駒ながら500キロを超える大型で、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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