2020年07月15日(水) 18:02
▲池添騎手との対談も今回が最終回!(C)netkeiba.com
ジョッキーの貴重な本音が随所に登場する池添騎手との対談も、今回がいよいよ最終回。最後のテーマは、「最近の池添騎手について気になっていること」。制裁への意識の変化、池添騎手とのコンビで勝率4割超を誇るアノ厩舎との秘話など、池添騎手の“今”に迫ります。また、ジョッキーが感じる北海道開催のおもしろさのほか、コロナ禍だからこそ感じたファンへの想いを語る場面も。このふたりならではの熱いトークを最後までお楽しみください!
(構成=不破由妃子)
※この対談は佑介騎手と池添騎手だけで、出来るだけ短時間で行いました。
佑介 最近の池添さんを見ていて、気になることが2つあるんです。まずひとつ目なんですけど、絶対に騎乗停止にならないですよね。かなり気を付けてます?
池添 うん。めっちゃ気を付けてる。
佑介 やっぱりそうなんですね。たぶん、(騎乗停止は)シンハライトのオークス(2016年)が最後なんですよ。
池添 そうやな。その直後に『with佑』に出たから覚えてるよ。そのときに、「自分が一番上手いと思ってゲートに入る」っていう話をしたやん。最近はね、それに加えて「騎乗停止にならないように落ち着いて」って自分に言い聞かせるようにしてる。そうしたら、やっぱりちょっとフッと力が抜けるところがあって。
▲シンハライトで制したオークスを最後に、騎乗停止になっていない!(撮影:下野雄規)
佑介 池添さんは、道中の距離感やコンタクトも厳しいタイプじゃないですか。でも、ギリギリのところでコントロールをする術を持っているから、よほど馬が癖を出さない限り、直線でヨレたりすることもないですもんね。
池添 直線でいえば、ステッキワークもめっちゃ気を付けてるよ。だって一度騎乗停止になると、今はそのあと3カ月間は加重制裁になるやんか。それってけっこうプレッシャーで、攻めたいときに攻められへんくなる。それが嫌なのもあって、最近はすごく気を付けるようにしてる。あとは、2010年を最後にフェアプレー賞を獲れてないから、それも意識してるかな。
佑介 難しいところですよねぇ、ホントに。制裁を意識しすぎると、必要以上に慎重になってしまう。
池添 攻めなアカンときに控えてしまったりするもんな。今はさ、降着にならなくなったぶん、昔に比べて少しの動きでも厳しくなってるやんか。だから戒告とか過怠金の制裁が増えてると思うんやけど、そういう時代だからこそ、なおさらフェアプレー賞を獲りたいなと思って。
佑介 なるほど。確かに今、フェアプレー賞を獲ることは価値があるかもしれませんね。ではでは、最近の池添さんで気になることの2つ目です。・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
藤岡佑介「with 佑」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
このコラムでは、ユーザーからの質問を募集しております。あなたからコラムニストへの「ぜひ聞きたい!」という質問をお待ちしております。
JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
コラム
【#7】キーワードは“悲願”!? 池添騎手&東スポ虎石記者と上半期の競馬界を振り返ろう!
ニュース
池添謙一騎手がJRA通算13000回騎乗達成
【宝塚記念ゴールデンコンビ】「直近1年」の複勝率50.0%、複勝回収率131.8%!「森田直行厩舎×池添謙一騎手」のモズベッロ
【JRA】カレンヒメが初勝利 GI馬カレンチャンの仔と池添謙一騎手のコンビ
競輪
競輪を気軽に楽しもう!全レース出走表・競輪予想、ニュース、コラム、選手データベースなど。