【アイビスSD予想】積み上げられてきた名繁殖の系譜

2020年07月25日(土) 18:00

逆転するならあの牝馬

 昨年のアイビスサマーDの勝ち馬はライオンボス。その母ウーマンインレッド(父ステイゴールド)は不出走だった。輸入牝馬の祖母ミスカスウェル(父は米3冠馬シアトルスルー)も、不出走馬。3代母のマーゴット(父は英3冠馬ニジンスキー)も不出走なら、4代母になるソラリアット(父は米3冠馬セクレタリアト)も不出走だった。

 4代も連続して不出走の牝系なのに、なぜ何代も続けて名種牡馬が配されてきたのか。それは6代母セックスアピール(1970、父バックパサー)、7代母ベストインショウ(1965、父トラフィックジャッジ)と連続する母娘が世界屈指の繁殖牝馬であり、評価下げなどふさわしくないファミリーだからだ、と考えられる。

 現代の日本では、GI7勝のチャンピオン牝馬アーモンドアイの3代母にセックスアピール(この牝馬も不出走)の名前が登場する。

 一方、一昨年の勝ち馬ダイメイプリンセスの母ダイメイダーク(父ダンスインザダーク)は・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す