【アイビスSD】 特殊なコースだから生きてくる“予想するうえでの観点”とは?

2020年07月28日(火) 18:00

予想の頭脳

連覇に挑んだライオンボスだったが、2番人気のジョーカナチャンに惜敗(写真提供:デイリースポーツ)

『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、創設から節目の20回目を迎えたアイビスサマーダッシュを取り上げます。2番人気で勝利したジョーカナチャンと9番人気3着の伏兵馬ビリーバーという、対象的な2頭を本命に推して的中させた、ふたりの予想家の“頭脳”に迫ります!

前走のレースぶりから本番での逆転を看破

 最初に紹介するのは、先週から予想バイブル新商品の「危険馬リスト」の提供も開始した岡村信将氏です。「2020年アイビスサマーダッシュ渾身の結論」と強く宣言しての本命は、優勝を果たすことになるジョーカナチャンでした。

 まずは抜けた1番人気のライオンボスに対して、「スタートダッシュという1つの武器には近走翳りがあるようにしか見えていません」と、疑問符を付けるところからスタートします。そして「前走スピード負けした馬は、最終的に1着でゴールしたとしても、次走同コースで積極的に買うべきではない」という持論を展開。

 それを踏まえて、「斤量が4.5キロ差から3キロ差に縮まるのは承知の上」で、前走の韋駄天Sで2着に敗れていたジョーカナチャンの逆転をしっかりと読み切ったのです。結果は、2番人気ながら単勝7.8倍の好配当。6,000円的中させ、46,800円の払戻しとなりました。予想結果はこちら
予想の頭脳

前走のレース内容から能力のかげりを見抜き、ハンデ差をものともしない逆転劇を読み切った

コースと調教の連動性を見抜き人気薄を本命に抜擢

 もうひとりは、「調教捜査官」の井内利彰氏です。「過去5年のアイビスSDは坂路が有利な調教タイプ」という傾向を紹介しつつも、あえて本命に指名したのは、最終追い切りが南Wだった9番人気3着のビリーバーでした。南W追い切り馬は過去5年で5頭しか出走していないにも関わらず、2017年ラインミーティアが8番人気で1着、さらに同年3着も該当という密かな連動性の高さに着目したのです。

 さらに、初の直線1000m戦ではありましたが、「杉原誠人騎手がコメントしているように、コーナーでうまく加速していくようなタイプではないだけに、直線だけのレースは合うはず」と初コースの不安を一蹴しての抜擢でした。馬券は、複勝4.0倍を3,800円と厚めに購入。3連複50.0倍も重ねてのダブル的中となりました。予想結果はこちら
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井内氏の持ち味である、調教パターンとレースの相性がピタリとハマり、高配当を仕留めることができた

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ウマい予想家

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

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