2020年08月03日(月) 18:00
珍しく3歳馬のいない組み合わせになり、4歳馬が総じて高い支持を受け、結果は「1着、2着」ともに4歳馬だった。ただ、見事に抜け出したのは4歳馬の中ではもっとも人気のなかった11番人気のレッドアネモス(父ヴィクトワールピサ)だった。
レースの流れは予想された通り速くなり、前半1000m通過は58秒2。2000年に3歳以上のレースになって以降、3位タイのきびしいペースだった。結果、上位を占めたのは中団より後方にいたグループ。勝ったレッドアネモスは最内枠を生かして巧みに中位のインを追走すると、4コーナーで前が詰まりそうな最内を避け、2、3頭分外へ。もちろん狭いスペースしかなかったが、この判断が絶妙だった。こじ開けるように割って伸びた。
レッドアネモスの直後にいたビーチサンバ(父クロフネ)も・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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