2020年08月17日(月) 18:00
競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに札幌記念出走予定馬の中から3頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
ノームコア
美浦・萩原清厩舎 牝5
▲8月12日撮影
帰厩して急ピッチに意欲的な追い切りを消化。緩いところはなく、肌の質感、トモのボリュームなどは安田記念以上とも思わせる。ハービンジャー産駒でも、母父クロフネのスピード型を思わせる馬体で、無駄のない速い脚を使える仕様に作っている近走。距離を延ばしての洋芝札幌に対応ができるかはカギとなりそうだ。
マカヒキ
栗東・友道康夫厩舎 牡7
▲8月6日撮影
早い時期から完成されていたこともあって、古馬になってからの成長力というものは薄く、7歳を迎えた前走から全体にこぢんまりして迫力は薄れた様子。品の良さがあった以前の馬体が好みだっただけに、トモにメリハリがなく全体の張りが物足りない今回の写真はものさみしくも感じる。もうひと花を求めるのは正直厳しい現状かも。
ラッキーライラック
栗東・松永幹夫厩舎 牝5
トモの膨らみは絶好調時に劣るとはいえ、相変わらず光沢のある肌質で体のラインにメリハリがある。GI2戦後も緩めた感じがなく無駄は見られない。輸送も苦にしないので北海道へ運んでも体が減る恐れはなく、栗東でしっかり仕上げられての復帰戦。たくましさがあり競馬運びも自在。初の北海道戦も難なくこなせるはず。
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