2020年09月06日(日) 18:02
“人馬ともに重賞初制覇が懸かる紫苑Sへ挑む”加藤祥太騎手(撮影:大恵陽子)
今週から秋のクラシック戦線に向けてトライアルレースが始まります。紫苑Sに出走を予定しているのはデビュー以来、コンビを組み続けるミスニューヨークと加藤祥太騎手。1戦ごとに成長を見せ、進化を続ける相棒に対し、加藤騎手は「毎回ここまで成長した姿を見せてくれる馬ってなかなかいないので、いつも乗るのが楽しみなんです」と声を弾ませます。人馬ともに重賞初制覇を狙う一戦を前に、ここまでの歩みを振り返っていただきました。
(取材・構成:大恵陽子)
※お忙しい中、電話取材にご対応いただき、この場をお借りして感謝申し上げます。
――ミスニューヨークとは昨年12月の新馬戦からここまで6戦すべてでコンビを組み続けていますが、第一印象はどうでしたか?
加藤祥太騎手(以下、加藤騎手) デビュー前のゲート試験の時からずっと調教に乗せてもらっていて、すっごく乗り味のいい馬でした。調教時計も出ますし、とても期待が持てる走りだったんですけど、小柄な牝馬で最初の頃はちょっと力がつききっていない印象でした。成長力で今後が左右されるかなって感じました。
――新馬戦ではミスニューヨーク自身も伸びていますが、先に抜け出した2頭には追いつけず3着でした。
加藤騎手 正直なところ、新馬戦はあそこまで走れるとは思っていなかったんですけど、いい競馬をしてくれたので、「これなら今後、期待が持てるな」って思いました。
――芝1400mでデビューし、1戦ごとに200mずつ距離を延長し、3戦目の芝1800mで初勝利を挙げました。・・・
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