【スプリンターズS予想】芝コンディションの見きわめが重要になる

2020年10月03日(土) 18:00

1400mや1600mでも良績のある馬のほうが魅力は大きい

 この秋の中山の芝は最初から全体に時計を要し、1200m(計9R)の先週までの最高タイムは古馬3勝クラスの1分08秒5だった。ただ、土曜の朝に発表されたクッション値は10.8。中京より1.4高く「やや硬め」を示している。好天続きと、GI週らしい入念な調整で、先週ほどはタフな芝ではない可能性がある。

 芝コンディションの見きわめは重要。たとえば得意の中山1200mで、昨春のオーシャンSを「前半32秒3-34秒8」=1分07秒1で快勝し、スプリンターズSは「32秒8-34秒4」=1分07秒2で粘ったモズスーパーフレアの高速スピードがフルに生きる芝なのか。あるいは、飛ばしすぎるタイプは後半に響く危険のある芝なのか。土曜日10Rの勝浦特別1200m、11Rの秋風S1600mで確認したい。

 土曜の2歳未勝利戦2000mを見た段階では、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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