2020年10月20日(火) 12:00
秋華賞のデアリングタクトに続いて菊花賞のコントレイルも絶対ムードだが、いまの時代は3連単があるので、穴党もそれなりに戦える。秋華賞は2、3着に人気薄が入ったことで、なかなかの配当となった。
今週同じパターンを狙っている人もいるというので、今回は「絶対的人気の馬が勝った場合の2番人気以下馬成績」についてデータを提供しておきたい。GIだけだとあまりにデータが少ないので、全平地競走を対象とする。
・2010年以降に行われたJRAの全平地競走 ・16頭立てで単勝1.0〜1.5倍の1番人気がいた ・その1番人気馬が勝った
というケース(472レース)で、2番人気以下の馬がどんな成績だったかというと以下の通りである。
これを見たからなにが解決するというわけではないが、例えばコントレイル→6〜8番人気→全という3連単を買うとしたら6回に1回くらい当たってもいいはずだ(あくまでコントレイルが勝つとして)、といったイメージが湧くわけである。3連単のオッズは単勝などと違って体感だけでそれが妥当なのかどうか分からなくなりがちなので、たまにこういう物差しのようなものを見てみることにも意味はある。
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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