【ファンタジーS予想】近3年はリファール持ちが強い ダイワメジャーのスピードも有力

2020年11月01日(日) 18:00

 ファンタジーSは暮れの阪神JFとの関連性は薄かったが、ここ2年はレシステンシアとダノンファンタジーが両レースを連勝。ダノンファンタジーはリファール4×5をもつが、近3年の馬券に絡んだ9頭のうち、6頭がリファールの血を引いている。

 またリファールの血を引いていない3頭、レシステンシアとコーディエライトとアマルフィコーストはいずれもダイワメジャー産駒だ。取り上げた5頭では、メイケイエールとミニーアイルの両ミッキーアイル産駒がリファールの血を引いており、サルビアはダイワメジャー産駒でかつ母系にリファールの血を引く。(解説:望田潤)

オパールムーン

 サイモンラムセスやクリノコマチの妹で、近親にシスティーナ、プライドキム、タフグレイスなどがいる牝系。母コパノマルコリーニはロベルト3×3をもつが、ヴィクトワールピサの牝駒はジュエラーやスカーレットカラーなど字面以上に斬れタイプに出る。本馬も新馬勝ちでみせた斬れ味は見どころがあったが、母父がマヤノトップガンだし、直線は外に出したほうが斬れるタイプかも。

距離○ スピード○ 底力○ コース◎

サルビア

 アンブロークンやネームユアポイズンの3/4妹で、近親に独G1勝ちラッキーライオンがいる。母リップスポイズンは独1000ギニー(独G2・芝1600m)勝ち馬でサドラーズウェルズ≒ヌレイエフ3×4とファーノース≒ニジンスキー4×4をもつ強力な父母相似配合。この母方のナスペリオン的斬れを受け継ぎ、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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