【みやこS予想】阪神開催になることがプラスになる馬を狙いたいレース/nige

2020年11月06日(金) 18:00

不完全燃焼の走りが続いているヒストリーメイカーの取捨は?(c)netkeiba.com

 みやこSは、夏を越えて力をつけてきて、エルムSなどで結果を出している馬を狙うのが定番のパターン(ローマンレジェンド・ブライトライン・インカンテーション・テイエムジンソクなど)。今年は、マリーンS・エルムSを連勝したタイムフライヤーがこのパターンでしたが、去年好走した武蔵野Sへ。

 その為、京都競馬場の改修工事の影響で「阪神開催」になったことに注目して狙う馬を考えていきます。京都1800mと阪神1800mでは求められる適性が大きく違います。京都1800mだと、軽い馬場で下りから直線平坦コースなのでスピードが活きるコース。このコース条件が、ペースの流れる小回り1700mのエルムSに対応できるスピードが活きるので、連続好走しやすいこれまでの好走パターンにつながっています。

 一方で、阪神1800mは、京都より重い馬場で最後の急坂のあるコース。スピードだけで押し切るのは難しく、持続力が活きるコース設定。京都や東京でスピードの対応がきつい馬が、上がりがかかることで結果が出る条件になっています。当然同条件の好走馬は注目。あと、中山1800m実績馬にも注目です。同じ重い馬場で急坂があるコースで、阪神より高低差が大きいタフなコース。中山1800mでの好走があれば、阪神1800mで持続力の不安はありません。

 この好走コースからの適性で注目なのが、マーチS(中山1800m)の1着スワーヴアラミス、2着クリンチャー。

 あと同条件の摩耶S(3勝クラス)を勝って、もっとタフな阪神2000mの仁川Sを勝っているヒストリーメイカーの3頭です。特にヒストリーメイカーは、地方交流重賞で不完全燃焼の走りが続いての人気落ち濃厚。好メンバーが揃っていた平安S4着の走りを考えると過小評価されそうなのでオッズ面でも期待したいところです。

 ウマい馬券では、展開や各馬の適性など全馬の評価を記載しています。少頭数で買い方が重要なレースでもあるので、買い方も含めて最終結論に注目して下さい。

■プロフィール
nige(にげ)
SEの仕事を辞して、2014年より「ダート馬券師兼馬券ヘルパー」として活動中。地方競馬を含めてダート競馬全般を得意としており、的確な分析には定評がある。過去の実績から、コース形態・馬場・展開・力関係など総合的に判断して、レース条件に合う適正な馬を選択するシンプルなスタイル。元サラリーマンなだけに、無理な穴狙いはせず、現実的に買えるように点数が少なることを意識して買い目を提供。ブログ「スマートボーイのように逃げたい…」随時更新中。

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