2020年11月08日(日) 18:00
大箱ダートの重賞らしく、サンライズノヴァ(18年1着)、クインズサターン(18年2着)、サンライズソア(17年2着)、タガノトネール(16年1着、15年2着)、ゴールドドリーム(16年2着)、ダノンフェイス(19年3着)、カフジテイク(16年3着)、ワイドバッハ(14年1着)と、ニジンスキーの血を引く馬が毎年上位を賑わせる。またシアトルスルーもダートをストライドで走る系統だけに、東京では常に注意が必要。
取り上げた4頭ではデュードヴァンとケンシンコウがニジンスキーとシアトルスルーの血を引く。(解説:望田潤)
ケンシンコウ
母系近親にはJRA5勝ミズノサーパスが出るぐらいで目立った活躍馬はいない。さかのぼると東京ダービー馬ロッキラインなどが出る牝系。父パイロはデルマルーヴルやシゲルカガなどを出すダート得意なマイラー種牡馬。母もクリプティックラスカル×アジュディケーティングだからダート向きの血統だ。レパードSは行く気に任せてハナに立って楽々と押し切り。ワンターン東京マイルで同じように運べるかだろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース○
タイムフライヤー
母父ブライアンズタイムはロベルト系の名種牡馬で、母の全兄タイムパラドックスはダートの大レースを勝ちまくった。この母父の影響も強い走法で、マジックタイム(ダービー卿CT)などもそうだが、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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