競馬番組へのリモート出演を振り返る

2020年11月14日(土) 12:00

“お仕置き”されないようにガンバリます!

 すべての人が新型コロナに振り回された2020年もあと1カ月半でおしまい。そろそろ当コラム年末恒例(?)の“10大ニュース”を考え始めているところです。

 たぶん間違いなくランクインするのが、競馬番組への“リモート出演”。私にとってこの言葉は、今年の“流行語大賞”にしてもいいくらい。私だけじゃなく、そういう方はたくさんいらっしゃるだろうと思いますが。

 初めての“リモート出演”は6月14日のグリーンチャンネル「地方競馬中継」。これには、8月16日と今月8日にも出演させていただきました。

 6月は外出自粛が要請されている中、インターネットの環境や“見栄え”などを考えて、所属事務所の会議室からの放送でした。

 その後の2回は、グリーンチャンネルの別室から。これが、モニターテレビとカメラ、机と椅子が置かれた小部屋にポツンと1人閉じ込められた状態での出演でした。

 そういうところでやってみてわかりました。馬券がハズレた後は、ふだんスタジオで他の出演者さんとともにワイワイやっている時にはなかった、“お仕置きされてる感”を感じるんです。

 たしか8月は予想が全滅。今月も4レース中3レースまでがハズレて、ずっと“お仕置き”されていましたが、最後の最後で的中。番組が終わって別室を出たときの“開放感”も、今までになかったものでしたね。

 今月1日には、ばんえい競馬のインターネット中継「ばんスタ」にも“リモート出演”しました。この時は競馬場にいたのですが、場内のスタジオでは“ソーシャルディスタンス”が確保できないということで、やはり別室からの出演となりました。

 これが「ばんスタ」では初めての“リモート出演”だったとのこと。私の声の聞こえ具合が小さすぎたり大きすぎたりしましたが、ひとまず無事に放送できたようです。

 ちなみにばんえい競馬では、今月8日から「もうひとつのばんスタ」というYouTubeLiveが始まっています。こちらのゲストも“リモート出演”。放送日が不定期なので、ばんえい競馬のホームページでご確認ください(次回の放送は12月29日のばんえいダービー当日。私の出演予定日です)。

 そして、明日15日と22日には「オッズパークLIVE 競馬・競輪・オートレースを楽しまNIGHT」にも出演させていただきます。

 タイトルにもあるとおり、これには競輪とオートレースの中継も盛り込まれているのですが、私の担当は当然ながら競馬。15日は佐賀競馬の第5、第9、第11レースとばんえい帯広競馬の第11レースを予想することになっています。

 まるで“リモート予想家”になっちゃったみたいですね。でも、出番があるのはありがたいこと。“お仕置き”されないようにガンバリます!ぜひご覧ください。

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矢野吉彦

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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