【エリザベス女王杯】タフな勝負も譲らなかった女王の座

2020年11月16日(月) 18:00

アーモンドアイだけではない現5歳世代牝馬の層の厚さ

 5歳牝馬ラッキーライラック(父オルフェーヴル)が、4歳時の昨年に続き見事に連覇を達成した。1996年から3歳以上になったこのレースを連覇したのは、1998-1999年のメジロドーベル、2003-2004年アドマイヤグルーヴ、2010-2011年のスノーフェアリー(GB)に次いで史上4頭目だった。アーモンドアイと同期の現5歳牝馬がハイレベルを誇り、なおかつ層の厚さを誇ることは知られるが、2着に押し上げたのも5歳のサラキア(父ディープインパクト)。エリザベス女王杯が現行の形になって以降、5歳以上馬が1着、2着したのは2度目のことになる(2009年は5歳-6歳)。改めて現5歳世代の牝馬の層の厚さを再確認させることになった。

重賞レース回顧

エリザベス女王杯連覇を果たしたラッキーライラック

 紛れの生じない厳しい流れを作ったのも同じ5歳のノームコア(父ハービンジャー)だった。最初はハナに行く気はなかったと思えるが、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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