2020年11月17日(火) 18:00
東京コースとの相性の良さを、まざまざと見せつけて優勝したサンライズノヴァ(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、エリザベス女王杯の前日に行われ高配当となった武蔵野Sを取りあげます。1、2番人気馬が敗れ、11、8番人気の伏兵馬2頭が馬券圏内となった難解なレースを、果たしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、豚ファン氏です。まずは、日本レコードが出たマイルCS南部杯組の取捨がポイントとなると語り、「消耗度が高いレースと見て適度に負けた組をとる」と宣言。そのため、2着だったモズアスコットを消し、3番人気で勝利したサンライズノヴァを「(前走は)前残りの馬場に泣かされた4着」と判断し、対抗に推します。
そして、それ以上に注目したいのは、11番人気2着のソリストサンダーを本命に抜擢したことでしょう。2走前のTVh賞で「重馬場とはいえエルムSの勝ち時計を1秒上回った」ことを評価しつつ、昇級初戦となった前走を「前残りのなかで3着に差してきており、負けて強しの内容」と読み切りました。
前走のレベルをしっかりと判断し、人気薄でも大胆に◎を打った予想が功を奏した
もうひとりは、TARO氏です。こちらは8番人気3着のエアスピネルを、初ダートで連対を遂げたプロキオンSの好走を評価して、「2走前の末脚の再現があるはずだ」と本命に推します。しかも人気薄ながら、「超久々でいきなり好走した地力のある馬がただ一度の凡走で人気が落ちるならば、今回は絶好の狙い目」と力強い見解でした。
実力馬の人気落ちをしっかりと把握し、狙いを定めて本命に抜擢したのはお見事というしかない
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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