ジャパンCは3強のBOX買いがおすすめ!

2020年11月21日(土) 12:00

3強の中でもデアリングタクトが1番安心

 さぁ、来週はジャパンカップ。まだ今週の競馬があるのに先走っているようですが、週が明ければその話で持ちきりになりそうなので、あえて先走ってみました。

「ウイニング競馬」でおなじみの大久保洋吉さんが、「100年に一度あるかないか」とおっしゃっていた“究極の3強対決”。ほかの馬はそのうちの少なくとも2頭を負かさなければ“連がらみ”できないわけで、アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトを馬連か馬単のボックスで買っておけば、ほぼ当たっちゃうんじゃないかと思います。

 そういうレースは過去にもありました。印象深いのは1984年の有馬記念。同年の3冠馬シンボリルドルフと前年の3冠馬ミスターシービー、さらに同年のジャパンCで日本馬初制覇を果たしたカツラギエースの“3強対決”です。

 結果は1着シンボリルドルフ(1番人気)、2着カツラギエース(3番人気)、3着ミスターシービー(2番人気)。当時は単複と枠連しかない時代で、枠連の払戻金は550円でした。

 その時、3頭の枠連(ボックス)を500万円ずつ買った人がいて、1500万円の元手が2750万円になった、という記事が新聞に載っていたのを覚えています。来週もそういう大勝負に出る人が現れるかもしれません。

 さてさて、それじゃあ勝つのはどの馬か、は考えちゃいますよね?そこで、余計なお世話ですが、過去のデータをいくつかご紹介しましょう。

 まず、菊花賞を制した馬がその年のジャパンCに出て勝った例はありません。1980年から昨年までの40年間では、84年のシンボリルドルフが3着、2000年のエアシャカールが14着、03年のザッツザプレンティが2着、04年のデルタブルースが3着、08年のオウケンブルースリが5着でした。

 次に、ジャパンCを勝った4歳以上の牝馬(※外国馬を除く)は09年ウオッカ、11年ブエナビスタ、13年ジェンティルドンナ、15年ショウナンパンドラの4頭がいますが、それらはいずれも、前走の天皇賞・秋で敗戦を喫していました。つまり、天皇賞・秋とジャパンCを連覇した“古牝馬”はいません。

 一方、秋華賞を制した後、その次走でジャパンCを走った馬は5頭いました。それらのジャパンCでの成績は、96年ファビラスラフイン2着、09年レッドディザイア3着、12年ジェンティルドンナ1着、15年ミッキークイーン8着、18年アーモンドアイ1着。5頭のうち2頭が優勝しています。しかもその2頭はどちらも3冠牝馬なのです。

 ということは、単勝、または連単のアタマで買うならデアリングタクトでしょう!なんてったって、他の馬より軽い53キロの負担重量は魅力的。リフレッシュの時間も一番取れているはずですからね。

 でも、3頭とも新しい歴史を作ってきた馬なので、そんな単純な話にはならないような...。あと1週間、もっとよく考えようっと。

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矢野吉彦

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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