【チャンピオンズC】日本のダート界を代表する牝系ファンシミン

2020年12月07日(月) 18:00

世界の舞台へ展望は広がった

 この秋、GIの1番人気馬「7連勝中」は知れ渡っていた。だが、さすがに「そろそろ危ないのではないか」と、内心みんなが感じていた。ただし、それはこのあと全能力発揮の難しい2歳の「阪神JF」や「朝日杯FS」であり、4歳クリソベリル(父ゴールドアリュール)には国内8戦8勝の底力の裏付けがある。まして、まだ未完成だった3歳時に勝っているのがチャンピオンズC。崩れる危険は少ないはずだ、と不安を振り払った支持だった。

 だが、昨年4着に封じた今年5歳のチュウワウィザード(父キングカメハメハ)に差されただけでなく、7歳になっていた昨年2着のゴールドドリーム(父ゴールドアリュール)、3着だった6歳インティ(父ケイムホーム)にも先着を許す4着に沈んでしまった。

重賞レース回顧

4度目の対決でクリソベリルに勝利したチュウワウィザード

 当日の馬体重12キロ増の554キロは、3歳だった昨年が550キロなので太め残りには映らなかった。ただ、・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す