【久保田貴士調教師】マリアライトの子オーソクレースに感じる“型にハマらないスケール感”

2020年12月24日(木) 20:03

今週のFace

ホープフルS出走予定のオーソクレースを管理する久保田貴士調教師(C)netkeiba.com

素質あふれる内容でデビュー2連勝を飾り、ホープフルS(中山芝内2000m、26日)に駒を進めるオーソクレース(牡2、久保田)。管理する久保田貴士調教師(53)はGI2勝(エリザベス女王杯、宝塚記念)を挙げた母マリアライトも現役時代に手がけた。そんな師だからこそ感じる母子の共通点やオーソクレースの将来性について話を伺いました。

(取材・文=東京スポーツ・藤井真俊)

母マリアライトと似ているところは…

──デビューから無傷の連勝を飾ったオーソクレース。GIホープフルSへ向けて期待は高まるばかりですが、まずは初めてオーソクレースを見た時の印象を聞かせてください。

久保田 ウチの厩舎に来ることが決まっていたわけではないですけど、やはりマリアの初子ですから、当歳のうちから気になってちょくちょく牧場には見に行っていました。最初の子なので馬体のサイズが気になりましたが、しっかりとした体つきをしていて、まずは「あ、いいな。良かった」と思いました。

──お母さんに似ている部分はありましたか?

久保田 あまりそういう印象はなかったですね(苦笑)。マリアはディープインパクト産駒らしく線の細いシャープな印象の馬体でしたが、オーソクレースはしっかりとした体つきだったので。でも牡馬でしたし、印象としては良かったですよ。

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当歳からしっかりとした体つきをしていたというオーソクレース(ユーザー提供:かえる侍さん)

──デビュー戦は夏の札幌。母は年明け1月の中山でしたから、仕上がりも早かったのですね。

久保田 そうですね。牧場では順調に調整できて、4月16日に美浦トレセンに入厩しました。ただ初日は検疫からイレ込みがすごくて大変だったんです。あまりにひどくて馬運車の会社から連絡があったくらい。あわてて見にいったら汗びっしょりで、ビャービャー鳴いていて…。その後は・・・

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