【有馬記念予想】有力馬たちが強調材料と不安を抱える難解な一戦

2020年12月25日(金) 18:00

牝馬の引退戦は無理をしないなどという噂が流れるが…

 今年の有馬記念は難解だ。ジャパンカップの1〜3着馬が不在のうえ、有力馬もそれぞれ強調材料と不安材料を抱えている。

 人気はクロノジェネシスだろうか。レース内容が安定していて自在性もあり、瞬発力勝負にも持続力勝負にも対応できる強みがある。ただ極端な消耗戦になると2500m向きのスタミナがあるかどうかは微妙。どんな競馬場でも好走してきたので大丈夫とは思うが、初の中山というのもプラス材料にはならない。

 フィエールマンはスタミナ勝負歓迎。基本的にステイヤーでありながら天皇賞秋であれだけ走るというのは、能力の高さを物語る。ただこれまで好走してきたのは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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