【中山金杯・京都金杯予想】2021年中央競馬が開幕! 東西金杯の出走予定馬の調教を分析!

2021年01月03日(日) 18:00

中間の乗り込みは万全! 直前の調整は吉と出るか?

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

 例年なら、中山と京都の開催ですが、今年は京都競馬場の改修工事に伴い、中京競馬場での京都金杯。ウマい馬券での予想基軸ともなっている『調教による好走傾向』を探るにあたり、昨年末の3回中京開催を参考にすべきかなと思っています。ただ、今開催はAコースで開催。前開催がBコースでしたから、いわゆる「グリーンベルト」ができた状態。これがレース展開にどういった影響を及ぼすのか、そのあたりもしっかりと見極める必要があるでしょう。

 また、中山開催に関しては例年通り、前開催AコースからCコース。これにより、芝レースに関しては、同じ冬場の中山開催でも調教傾向に変化が出る場合があります。今週の当コラムでは中山金杯が行われる芝2000mを取り上げていますので、また参考にしてみてください。

【中山金杯/ディープボンド】

 有馬記念への登録もありましたが、結果的にここへ。中9週でもしっかりと追い切りを積み重ねたのはGIも視野に入っていた状況があると思います。そんなこともあり、CWでの週中追い切りには和田竜二騎手が3回も騎乗。時計的にもしっかり負荷をかけられているといった感じです。

 年明けは追い切りをせずに出走。3日の調整を確認することができましたが、気持ちの乗ったキャンターを見ることができました。ただ、これまでの2勝はいずれも中2週とレース間隔が詰まっていて、最終追い切りの時計が速かったという内容。それゆえに今回の調整内容が好走時の状態にあるかと言えば、疑問なところもあります。

ディープボンド

気持ちの乗ったキャンターを見せたディープボンド(1月3日撮影)

【中山金杯/バイオスパーク】

 前走福島記念が初重賞制覇。その最終追い切りはCWで5F77秒台とかなり遅い時計でした。1週前追い切りに池添謙一騎手が跨って、6F81秒台、併せ馬を先行同入というのが、実質的な本追い切りだと思いますから、直前には速い時計が必要ないタイプといってよいと思います。

 今回は・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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