2021年01月11日(月) 18:00
先の中山金杯でも書いたが、この時期の中山芝2000の重賞はロベルトの血が強い。20年はクリスタルブラック(7人気1着)とスカイグルーヴ(1人気2着)、19年はヒンドゥタイムズ(7人気3着)、18年はジェネラーレウーノ(1人気1着)とイェッツト(6人気3着)、17年はコマノインパルス(1人気1着)とガンサリュート(7人気2着)、16年はプロフェット(5人気1着)とメートルダール(2人気3着)。毎年ロベルト持ちが美味しい馬券になっている。取り上げたなかではタイソウ(父モーリス)とミヤビハイディ(父エピファネイア)がロベルトの血を引く。(解説:望田潤)
エイカイファントム
カグニザントやプレゼンスの下で、母インコグニートはJRA3勝。母母デインスカヤはアスタルテ賞(仏G2・芝1600m)勝ち馬でシックスセンスやデルフォイの母。近親にロワイヨモン賞(仏G3・芝2400m)のシルヴァースカヤ(シルバーステートの母)など。キズナ×ゴーンウエストだから先行力ある配合で、デインヒルの力馬っぽさも感じる体質で、中山中距離は合っているイメージ。エリカ賞のような上がり特化のレースは不得手だろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
グラティアス
レシステンシアやミッキーブラックの3/4弟。母マラコスタムブラダはフィルベルトレレナ大賞典(亜G1・芝2200m)勝ち馬でナンバー≒サドラーズウェルズ3×3をもつ。母父リザードアイランドはレイルウェイS(英G2・芝6F)に勝ったデインヒル系。母系にデインヒルが入る・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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