2021年01月29日(金) 18:00
近走は結果が出ていないヤマニンアンプリメだが…(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和
近年フェブラリーSの最重要な前哨戦となっている根岸S。数少ない中央競馬のダート1400m重賞なので、かなりの好メンバーが揃うレース。フェブラリーSを見据えている実績馬もいますが、ここで結果が欲しい勝負度の高い馬が多く、例年高レベルなレースになっています。
例年は、東京実績があってチャンピオンズCで負けた馬が適性条件に戻って巻き返すのが好走パターン。今年は前年の根岸S・フェブラリーS・武蔵野S上位3頭の出走なし(ワンダーリーデルが、この3レース皆勤で8着・4着・4着)。挙げるとしたら、アルクトス。東京ダ1600mは、前年のフェブラリーS9着を除けば4戦4勝。ただ、前年に南部杯を勝ったので「59kg」を背負うレースで、勝ちにくる仕上げで出走してくるか疑問。フェブラリーSで勝負仕上げしてくることが普通なので、積極的には狙いづらいローテ。
そうなると注目は、19年1着・20年2着コパノキッキングのように1200m実績馬で1400mまでなら勝負できるパターン。このパターンに該当するのが、レッドルゼル。前年のカペラSは、2年前のコパノキッキングが勝った年と同等の高レベルなレース。上位3頭はかなり強い内容で走っています。19年に勝った時は東京を走っていなかったコパノキッキングとは違って、レッドルゼルは本格化する前に東京での勝利があります。
2・3着で穴をあける馬も東京実績がある馬が中心ですが、東京実績馬自体が少ないです。それなら去年3着スマートアヴァロン、2年前3着クインズサターンのような「オープン特別レベルなら確実に上位の上がりの馬」が狙い目。重賞だと厳しいと思われて、少し人気が落ちたところを馬券圏内まで持ってきています。面白いと考えているのが、ヤマニンアンプリメ。近走は結果が出ていないですが、凡走理由はしっかりあります(理由は、長くなるのでウマい馬券で)。19年の1200〜1400mの地方交流重賞路線で6戦中5戦で上がり最速。19年根岸S7着ですが、このレースは再昇級初戦でした。
今年は、例年と違って東京巧者が少ないと感じる根岸S。最終的にどの点に注目して狙うかが、的中できるかのポイントになりそうです。予想の参考になるように、各馬の適性を記載しての結論をウマい馬券の予想にまとめますので注目してください。
ウマい馬券では、展開や各馬の適性など全馬の評価を記載しています。買い方が重要なレースでもあるので、買い方も含めて最終結論に注目して下さい。
■プロフィール nige(にげ) SEの仕事を辞して、2014年より「ダート馬券師兼馬券ヘルパー」として活動中。地方競馬を含めてダート競馬全般を得意としており、的確な分析には定評がある。過去の実績から、コース形態・馬場・展開・力関係など総合的に判断して、レース条件に合う適正な馬を選択するシンプルなスタイル。元サラリーマンなだけに、無理な穴狙いはせず、現実的に買えるように点数が少なることを意識して買い目を提供。ブログ「スマートボーイのように逃げたい…」随時更新中
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